June 2019  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

ニッカのルーツ 「ロングモーン」と「ヘーゼルバーン」入荷

ニッカ創業者の竹鶴政孝がスコットランドで修業してその技術を日本に持ち帰ったという歴史は、ドラマ「マッサン」のおかげで広まってまいりました。

竹鶴はグラスゴーの大学でも勉強しますが、もちろんメインの修業は実際の蒸留所で働くことにより、技術と知識を身につけます。その実際に修業した蒸留所が、この「ロングモーン」(中央左)と「ヘーゼルバーン」(中央右)です。



「ロングモーン」はスペイサイド地域エルギンの蒸留所。竹鶴政孝は、スコットランドに着いて大学でしばらく勉強したのち、もっと詳しくウイスキーの蒸留法を師事しようとエルギンの著名な研究者の元を訪れます。しかしあえなく門前払いを食らい、失意の中で近所にあったこの蒸留所の門を叩きました。蒸留所は東洋から来た竹鶴を快く迎え入れ、いろいろなことを研修させてあげた、竹鶴政孝にとっては「恩人」にあたる蒸留所です。実際、この蒸留所のポットスチル(蒸留器)の形は、余市蒸留所のそれとほとんど同じ形をしています。

ちなみにドラマの「マッサン」で、スコットランドの蒸留所で門前払いを食うシーンがありますが、あのモデルがこの「ロングモーン」です。ただし実際に門前払いを食わせたのはその前の研究者の方で、蒸留所の方はとても快く受け入れたそうです。

今回は、アンガスダンディー社のボトリングによる『モンゴメリー・シリーズ』にて入荷しました。カスク番号13452、15年もの43%、1988年9月26日蒸留、2004年4月瓶詰め。テイスティングノートによれば、「色合いは麦藁色、香りはフルーティーで白い花、シリアルかバター。味はフルーティーでクリーミー、シリアル、バターハチミツ」という味わいです。

もうひとつの「ヘーゼルバーン」は、キャンベルタウン地域の蒸留所。竹鶴はリタと結婚後、この蒸留所で数か月間の本格的な修行をします。キャンベルタウンは海沿いに位置していて、余市の蒸留所が海に面した地域にあるのは、ここの蒸留所の立地を参考にしていると言われています。
当時のへーゼルバーン蒸留所はすでに閉鎖されていて、現在はスプリングバンク蒸溜所が1997年から生産しています。
今回は「CV」というボトル( 「履歴書」の意味)で、いろいろなタイプのカスクを混ぜ合わせることでヘーゼルバーンの個性・魅力を最大限に表現しています。テイスティングノートによれば「香りは甘くクリーミーなバニラ、モルティさ、潮気、イチゴジャムが弾け、チェリー、パッションフルーツとオレンジピール遅れてやってきます。味はピリッと した塩気、炙ったカジキマグロ、カカオパウダー、カラント、グレープフルーツ、バニラ、イチゴジャムがまっすぐにやってきます」。

ウイスキー飲み較べ」でもお楽しみいただけます。ニッカのルーツを味わってみてください。

 
<<back|<12
pagetop