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サントリー・プレミアム・モルツの「香るプレミアム」

恥ずかしながら、ビール歴10数年にしてようやく最近、ラガー酵母の味が感覚としてわかるようになってきました。

その感覚でサントリー・プレミアム・モルツの「香るプレミアム」を飲んで美味かった、という話です。ちょっと長いので、お暇なときにどうぞ。
(※お店では販売していません。これはエッセイです)



ラガー酵母は「スッキリとした味」と形容されるのですが、実際にはちょっと違う。実は、喉の奥に「触覚」に近い感じで引っかかる風味があります。これまでずっと、それを麦芽の味と切り分けができなかったのですが、しかしそれをやっと、酵母の味と麦芽の味を分けて感じられるようになってきました。さらに訓練すれば、ブラインドでも当てられるようになるのでしょうが、まだそこまではもうちょっと時間がかかりそうです。

さて、サントリー・プレミアム・モルツの「香るプレミアム」。上のような感覚で味わったときに、たしかにラガーの味がしません。まぎれもなくエールです。 エールは「香りが高い(フルーティな香り)」と言われますが、実は飲み込んだ後の味の残り方が、非常に「ドライ」(辛口という意味ではない)なのです。

このビール、おそらく所謂「ビールマニア」の間では、評価はあまり高くならないでしょう。「エールビール」のイメージや「香る」(酵母ではなくホップが香 る)という先入観があるからです。このビールの隣にある「グランドキリン・ジ・アロマ」の方が、そういう「エール観」から言えば、評価が高くなると思われ ます。

しかし自分は、この「香るプレミアム」は、非常に素晴らしいライトエールだと思います。これは、大手の技術力とエールビールとの 「幸せな融合」なのではな いか、と思います。飲みやすく、かつ、酒としての飲んだ充実感もある。正直なところ、このレヴェルでのエールを造れる日本のクラフトビールメーカーは、非 常に限られるのだろうな、と思います(もちろん、あそことかあそこならやってくれそうだけど)。
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