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第8回びあけん(日本ビール検定)問題を読んで思ったこと

9月29日、第8回のびあけん(日本ビール検定)が終了しました。

もう受検はしませんでしたが(2度合格しております)、1級の試験問題をいただきました。

 

今年1級に出題されたビールを当店のストックからピックアップしました。出題されたそのものではなく同ブランドの物、また過去にお土産でいただいた空瓶も含みます。

 

もっとあるかな?と思ったのですが、意外と少なかったのが残念でした。(もうちょっとしっかりと入れよう…)

 

 

 

 

さて、今年(2019年)の問題を読んでいろいろな思いが湧きあがってきたので、つらつらと書きます。

 

まず今年の問題の印象。レア物・限定物の出題が少なく、基本的なことを改めて出題しているというように感じました。日本とアメリカのクラフトビールの問題が少なかったので、そう感じたのかもしれません。

 

一見したところ「簡単」なように見えましたが、実は選択肢がよく練られていました。だから解いていて結構間違えました。冒頭に書いたように今年は受検をしませんでしたが、この徒手空拳の状態では間違いなく80点の合格点には達しませんでした。やはり1級は難しいですね。

 

 

そしてボトルビールの写真を撮っていて、改めて最近の当店は樽ビールを積極的に繋いでないことを思い出しました。

 

現在のビアバーは、タップ(樽からの提供)が中心です。ボトル・缶はたしかにネットでも酒屋でも買うことができ、家で飲むことができます。だからわざわざビアバーで飲む必要はないのかもしれません。

 

しかし、ボトル・缶のビールでさえも、ビアバーで「飲むべきビール」はたくさんあると自分は考えています。

 

それはもちろん「びあけんの試験に合格するため」なんかではありません。自分のチョイスに入らないビールを飲む良いきっかけになると思うからです。

「1級はマニアック」と言われ、2度合格してしまった店主もまたよくそう言われます(しかも初対面の方にも)。それを否定はしませんが、細かなホップの種類を気にしたり、1回限りの限定物を飲んだ飲まないの話の方が、よっぽど「マニアック」だと思ってしまうのです。一見マニアックな話をしている人が、意外とスタンダードやクラシックな銘柄を飲んでいないという場面に接して違和感を感じることが多く、なにかもったいない気がしています。


むしろ珍しくもないクラシカルなビールには、それがなぜ「古典」となったのか、あるいはなぜ他のビールの模範となったかには、きちんと理由があります。それはほとんどの場合、そのビール自体の「おいしい」理由に直結しています。だから、もしそのビールが自分の好みに合わなくても、もしかしたらそのことをちょっと「知る」だけで、味の感じ方が変わるかもしれないのです。

 

それだからこそ、当店はこれからもなるべくスタンダードを大切にして、「珍しいもの」がそれほど多くない、ボトル・缶中心のラインナップでやっていきます。

 

ま、そんなやりかたがどこまで通用するのかわかりませんけれども(笑)。

 

 

最後に「びあけん」について。

 

「びあけん」は、人へ知識を自慢するためだけの検定ではないと考えています。その動機で「勉強」を始めることはちっともおかしなことではありませんが、もっと大事なことがあります。

 

きちんとした知識を身に着けることで、ご自身の「味の感じ方」が変わるのです。マイナスに感じていた味に実はきちんとした理由があってそれを「おいしい」と感じられるようになったり、それまで気づかなかった味に気が付いたりします。

 

「びあけん」がきっかけで、できれば当店で(笑)ビールの深く広い世界を体験しに来ていただければ、冥利に尽きます。

 

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