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『竹鶴ノート』発掘

『竹鶴ノート』を自宅から発掘しました。

去年出回っていた「ニッカ80周年記念」の復刻版ではなくて、2007年にニッカがはじめて復刻し たヴァージョンです。土屋守氏のスコッチ文化研究会がニッカで限定シングルカスクを出したときに景品でいただきました。ずっと探していたのですが、「マッサン」もすっかり終わってしまったイマサラになって見つかりました(笑)。



なおこの時、土屋氏は「竹鶴ノートの現代語訳を本にする」とお話していたのですが、それがようやく去年『竹鶴政孝とウイスキー』として上梓されています。http://www.amazon.co.jp/dp/448780907X/



「竹鶴ノート」は、日本のウイスキーの「聖書」とも呼べる存在です。竹鶴政孝のスコットランドでの2年間のウイスキー修行のレポートです(原題も「実習報告」です)。このノートから「山崎」や「余市」が生まれるわけですが、その後も摂津酒造にいた岩井喜一郎の手に渡り、マルスウイスキーの創設にも関わります。
ドラマ『マッサン』でも第2週あたりで登場していました。

A5サイズと小さく、あまり厚くないノートで、手に取ると拍子抜けするかもしれません。しかし中を見ると、実に繊細な筆跡で(それこそドラマの「マッサ ン」とは大違いです)、ビッシリと詳細にウイスキーの奥義が書き込まれています。竹鶴が撮った写真も忠実に再現されていて、1920年代のスコットランド の風景を窺うことができます。その風景がどことなく余市の風景と似ているのは、きっと偶然ではないのでしょう。

キャンベルタウンの「ヘーゼルバーン」蒸留所での実習記録がベースとなっていて、現在は閉鎖されているその蒸留所の貴重な資料ともなっています。その後 「ヘーゼルバーン」は、スプリングバンク蒸留所が第3ブランドとして復刻し、いま日本でも(もちろん当店でも)飲むことができます。ヘーゼルバーン片手 に、竹鶴ノートをご覧になるのはいかがでしょうか。

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